クイッキー Q50 R カーボン:予備バッテリーのセット方法
QUICKIE Q50 R Carbon(カーボン)には、専用の「リチウムイオン バッテリー パック」が標準で一つ付属しています。
この「リチウムイオン バッテリー パック」は、軽量コンパクト(約1.5kg)にもかかわらず、24V 10Ahの大容量で、最大12kmの走行が可能です。
更に航続距離を伸ばしたい方は、新車購入時にオプションの予備用バッテリーを同時に購入するか、後から追加で購入していただき、製品に付属しているバッテリーと合わせて使用することにより、最大24kmまで航続距離を伸ばすことができます。
バッテリーの価格は、車いすと同時購入でも、後から追加購入した場合でも同一です。
メインのバッテリーは、座席下にある2つのバッテリー収納部の左側(出力インターフェースを備えた場所)に装着し、予備のバッテリーは出力インターフェースのない右側に収納しておき、メインのバッテリーの残量が減った際に入れ替えて使用します。
この、予備バッテリーの装着方法は、取扱説明書をご参照ください・・・と言いたいところなのですが、残念ながら詳しい説明がありません(汗)
QUICKIE Q50 R Carbon | 取扱説明書
そこで今回は、イフの作業事例をもとに、予備バッテリーのセット方法をご紹介します。
先ずは、入荷した「リチウムイオン バッテリー パック」開封の儀です。新車購入時にオプションの予備用バッテリーを追加しても車いす本体の箱とは別に(2個口で)送られてきます。
バッテリーには何故か?製品情報が記載されたラベルが付属しています。既に同じものがバッテリー本体に貼られていますので控えとして保管しておきます。
バッテリーの端子は外部に露出しておらず、安全面での配慮がなされています。
バッテリーの重量を計測してみました。結果は1,411gと、カタログスペックより軽量でした。
それでは、さっそく取り付け作業を行います。
先ずは、新車に付属してくる1つ目のバッテリーの装着です。既にQ50 R カーボンをご利用中の方は読み飛ばしてください。
メインのバッテリーは、座席下にある2つのバッテリー収納部の【左側(出力インターフェースを備えた場所)】に装着します。
そこにバッテリーを挿入する際、勢いよく(力ずくで)セットすると接続端子部分が破損する場合があるため、優しくゆっくり挿入しながら一度止まったところで、ロック部分を手で広げた状態で最後のひと押しをして、しっかりと装着してください。
続いて、今回の記事の本題である、予備バッテリーの装着方法です。
予備のバッテリーは、座席下にある2つのバッテリー収納部の【右側(出力インターフェースのない場所)】に格納する形となりますが、新車はその部分に「蓋」がされているため、それを取り外す作業が必要です。
この「蓋」は樹脂製で、上下2箇所にタッピングねじ(プラスネジ)で固定されています。
このネジを外すにあたり、上側のネジが座面との狭い間にあるため「スタビードライバー」などの短いプラスドライバーがあると便利です。
蓋を外すと、予備バッテリーを収納するためのスペースが現れます。
二つのバッテリー収納部を見比べると、端子(出力インターフェイス)の有無が一目瞭然です。
予備用バッテリーの収納スペースに追加のバッテリーをセットします。
メインのバッテリー同様に、優しくゆっくり挿入しながら一度止まったところで、ロック部分を手で広げた状態で最後のひと押しをして、しっかりと装着してください。
これでダブルバッテリー仕様が完成です!
メインのバッテリーの残量が減った際に、予備のバッテリーと入れ替えて使うことで、最大24kmまで航続距離を伸ばすことができるようになりました♪
以上が、クイッキー Q50 R カーボン の「予備バッテリー」のセット方法となります。
この記事が、Q50 R カーボン の購入を検討されている方のお役に立てれば幸いです。