アルトターボRSに901ハンドコントロールを装着!
2015年3月にスズキ株式会社から、スポーティーで爽快な走りとクルマを操る楽しさを追求した新型軽乗用車「アルト ターボRS」が発売され大人気となっているそうです。
新型「アルト ターボRS」は、新開発プラットフォームなどの採用により基本性能を大幅に高めた新型「アルト」をベースに、「心躍らせる、気持ちの良い本格的な走り」を目指して開発したモデルで、力強い加速を実現する改良型ターボエンジンにパドルシフトを装備したオートギヤシフト(AGS)を組み合わせ、剛性を高めたボディーに搭載し、専用チューニングのサスペンションやブレーキ、専用フロントシートなどを採用することで、高い走行性能としなやかな乗り心地を両立しながら、キビキビとした気持ちの良い走りが実現しています。
外観は、メッキと赤のアクセントカラーに加え専用加飾を施し存在感を高め、精悍な印象の黒基調の内装には赤を効果的に配し、走りのパフォーマンスを感じさせるデザインは見ているだけでワクワクします。
また、新型「アルト」と同様の快適な室内空間や使い勝手の良さはそのままに、レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)をはじめとする先進の安全技術を標準装備するなど、毎日気軽に使える高い実用性を備えているオールマイティなスポーツカーなのです!
そんな「アルト ターボRS」を、車好きのS様が一目惚れしたのは言うまでもありません(笑)
現在所有しているスバル・レガシーはそのまま保有し、日常の通勤などの足として、この「アルト ターボRS」の購入を検討したいということになったのですが、オートギヤシフト(AGS)の操作フィーリングなどを実際に試してみたいということで、スズキから試乗車を借りて、その試乗車に汎用式の手動運転装置である「901ハンドコントロール」を取り付けして数日間乗ってみることに相成りました。
スズキアリーナ帯広中央様の協力のもと、アルト ターボRSの試乗車がイフにピットインしました。
一時的な取り付けということで、901ハンドコントロールをちょちょちょい♪と装着完了です!
S様は頸損の方で、愛車のレガシーには固定式のフロアタイプの手動運転装置(車種別の専用品)が装着されていて、901のようなシンプルな装置は初体験ということで、アルトターボRSの試乗と合わせて901も同時に体験していただくという目論見がありました。
結果は・・・
一週間ほど、「アルトターボRS+901ハンドコントロール」を乗り回してもらったところ・・・「もう最高です♪」ということになり、「アルトターボRS」の楽しさは勿論のこと、オートギヤシフト(AGS)の操作も最初はギクシャクしてしまったそうですが、慣れるにつれて意のままにシフトチェンジが出来る快感に酔いしれたそうです。
また、操作が心配だった「901ハンドコントロール」も全く問題なく快調だったとのことで、どちらも ご成約〜〜〜 と相成りました!!!
それから一ヶ月が過ぎたある日、ピカピカの新車がイフに届きました♪
試乗車の赤も派手で良かったのですが、こちらの黒もアクセントの赤色が目だって格好いいですね!
内装もやる気にさせる配色がGood!ですね。
さっそく901の取り付け作業開始です。
試乗車で雰囲気を掴めていたため、悩むことなくざっくりと装置を仮取り付けしていきます。
901のセットに付属するアクセルブロック(アクセル部分に装着する部品)では理想の位置関係や操作力を実現出来ないと判断していたため、特注のアクセルシャフト取付金具をステンレス材で製作しました。
一通りのパーツを仮組みし、更にベストなフィーリングを実現するために加工をする箇所やその寸法関係などを見切りました。
で、一旦 全てのパーツを取り外します(笑)
S様にとって最高な操作フィーリングを実現するために、通常は行わないブレーキアームの短縮加工を行いました。
旋盤でブレーキアームを切断した後、長さ調整をしてステンレスTIGで再溶接しました。
コントロールハンドルの長さは30mm短縮カット!
一時的な901取り付けの場合は車両側は無加工としますが、今回はセカンドカーとして日常の足として使い続けるため、コラムベルトが使用過程の馴染みなどによりずれることを防止するために、コラムタワーにビス固定させていただきました。
イフでは901ハンドコントロールに限らず、手動運転装置を車両に取り付けしてセットアップする際に、そのアクセルとブレーキの操作力に独自の数値基準を設け、それを基準とした上で、使う方一人ひとりの状況等に合わせて味付けを変えるようにしています。
全てのパーツの本固定と調整作業が終わった後は、各部に黄色ペイントでマーキング をします。
装着が完了した901ハンドコントロールシステム!
手でアクセルとブレーキの操作が出来るのは勿論ですが、普通に足を使ってアクセルとブレーキペダルを操作することも出来るのです♪
アクセレーターアーム(写真手前のアクセルペダルに連結しているアーム)は上下を逆に取付することで、乗り降りの邪魔にならないように配慮しました。
コントロールハンドルの長さを30mm短縮カットしたことで、ステアリングとコントロールレバーの最適な位置関係を実現!
試乗車に一時的に取付して試乗していただいた時と比べると、格段に操作フィーリングが向上し、違和感無く「アルト ターボRS」のドライビングを楽しんでもらえると思っております。。。
最後にイフお手製の注意書きをぶら下げ、スズキアリーナ帯広中央様に車両の引き取りをお願いしました。
S様!納車を楽しみにしていてくださいね〜\(^o^)/
▼今回、アルトターボRSに装着した手動運転装置(901ハンドコントロール)の詳しい製品情報は、イフ公式ホームページの製品紹介ページ をご覧ください。