「MP フィンガード(樹脂製タイヤガード)」の取付作業をご紹介します。
MP フィンガードは、車いすのサイドガード(側板)に装着する樹脂製のタイヤガードです。
フィンガードのフィンは “魚のヒレ” などの意味があり、一般的な泥除けがタイヤの上部を広い範囲で覆うのに対し、フィンが必要最低限の部分だけをガードすることで、スポーティーな雰囲気を保ちつつ、車いす操作時の袖の汚れを軽減してくれる優れものです♪
このほど、松永製作所様のアクティブ車いすシリーズ「MP(Max Performance)」のラインナップの中で、女性向けにデザインされた[SuaiⅡ(スゥアイ2)]をお選びいただいたお客様から、オプションアイテムの「MP フィンガード(ホワイト)」と「MP フロントキャリー」をご用命いただきましたので、その取付作業の様子を2回に分けてご紹介させていただきます。
まずは、こちら ↓ が、入荷後に一通りのセットアップを終えた、お洒落なSuai2の新車です♪
Suai2のサイドガード(車いすの側板)は、NR-PⅡ(松永製作所の呼称)というタイプで、3D樹脂成型が採用され、スタイリッシュに仕上がっています。
そしてこちら ↓ が、今回装着する「MP フィンガード」のホワイトバージョンです。
フィンガードの車いすへの固定は、製品に付属している粘着剤付きのマジックテープで貼り付けるだけという手軽さです♪
フィンガード側にはオスベルクロが付属していて、粘着剤がついたメスベルクロを車いすの側板に貼り付けします。
粘着剤のフィルムを剥がす前に、車いすにフィンガードを仮合わせしながら、装着する位置を確認します。
ん?! 後ろ側の出っ張り部分がちょっと違和感がありますね〜・・・
一度気になり始めるとほっとけない性分のワタシなので、ベルトサンダーという道具を使って削ってみました(笑)
左右とも整形し終わったフィンガードを並べてみました。写真左方向が車いすの前方となります。(機能的には整形しなくとも何ら問題はございません)
あらスッキリ♪(←技術者の自己満足です(笑))
いよいよ本取り付けです。粘着剤のフィルムを剥がして、車いすの側板に貼り付けします。
ピッタリ予定の位置に寸分の狂いもなく貼り付け完了!
Suai2の車輪はクイックリリース方式のため、簡単に着脱することができます。せっかくなので車輪を外した状態でフィンガードの固定状況をご覧ください(丸見えです(笑))。
もし・・・微妙に貼り付ける位置がズレてしまった場合でも、マジックテープなので一旦外して微調整することができますのでご安心ください♪
このマジックテープ固定が MP フィンガードの一つの特徴で、必要に応じて取り外したり、車軸位置調整時などでも簡単に位置をずらすことができるのです。
反面で、マジックテープのため多少グラつきがある装着感となりますので、しっかり固定したい方はフィンガー本体に空いている長い溝状の穴を使って、車いすの側板にボルト&ナットでガッチリ固定することも可能です。
逆側(右側)も同様の手順で装着して完成です!
じゃーん!完成です♪
エレガントな雰囲気を保ちつつ、車いす操作時の袖の汚れを軽減してくれるフィンガーは女性にとっての必須アイテムですね♪
サイドガード(側板)が平面になっていて、両面テープが付く車いすであれば、MP(松永製作所)以外の車いすにも装着することができますので、あなたの車いすにもいかがですか?