OX TT-3 カーボンホイールに、カーボライフ ハンドリム「カーブ グリップ」を装着！
2018年9月にイフで開催した「オットーボック車いすの体験試乗会 」にて、日本には未だ正式に輸入販売されておらず、オットーボック・ジャパンにて現在評価中という（マル秘の）ハンドリムに出会いました！
そのハンドリムこそが、後に大ブレイクすることになる『カーボライフ・ハンドリム 』だったのです！
この『カーボライフ・ハンドリム』は、ドイツのカーボライフ社 （CarboLife ）が人間工学に基づいて設計・開発した革新的な車いす用のハンドリムで、使う方の身体状況や手の大きさ、使用目的などに合わせて、日本では７種類の異なるラインナップから好みの製品を選択することができます。
それぞれの製品の特長や優位点は各商品の紹介ページや動画などをご覧いただくとして・・・
今回は、今年の春先にProgeo CARBOMAX（プロジオ カーボマックス）のホイールに「カーブグリップ」を装着して、ハンドリムの間隔をいろいろ変えてテストしてくださった abeさんが、冬用に使用している “OXの TT-3 カーボンホイール” にも「カーブ グリップ 」を装着したいとのご依頼をいただき、セットアップさせていただきました♪
このカーブグリップをはじめとしたカーボライフ社のハンドリムは、ホイールへの装着方法（タイプ）として、一般的な「タブ式（6タブ）」と、24インチサイズのみ「リベット式（6リベット）」がラインナップされています。
オットーボック・ジャパンの公表値によると、リベット式の穴間隔寸法（穴の中心から反対側の穴の中心までの距離）は［502.5mm］となっていますが、肝心のTT-3ホイールの穴間隔寸法が定かではありません（汗）
過去にイフでサージLTをリベット式に加工して装着した記録では、500～501mmくらいの間隔（リベットからリベットまでの距離）と記されており、微妙に差異がありそうな感じで不安になったことから、実際に（改めて）TT-3ホイールを計測することにしました。
結果は・・・501.5mmくらい？！
微妙～に、502.5mmより小さめ？の穴間隔ではありましたが・・・なんとかなるべ（←北海道弁）ということで、（後は実際に合わせながら考えよう！として）カーブグリップのリベット式を注文させていただきました。
今回「カーブ グリップ」に交換するのは、abeさんが冬用に使用している “OXの TT-3 カーボンホイール” で、スタッドレスタイヤの「ささら 」が装着されています。
それまで使用していた「Qグリップ」ハンドリムは、ホイールとの間に5mmのカラーが装着されていましたが、見た目ではほとんど隙間がない状態でした。
5mmのカラーは、ハンドリムのコーティング部分に隠れていて見えません（笑）
今回は、この5mmのカラーをダブルで（1箇所に2個）装着して、倍の隙間になるように調整します。
で、肝心の TT-3へのカーブグリップハンドリムの装着ですが・・・
まったく加工する必要はなく、そのまま ジャストフィットで装着することができました（笑）
約10mmのカラーを介して装着されたカーブグリップの状態です。ハンドリム間隔（ホイールとハンドリムの隙間）は、約9.8mm程度となりました。
カーブグリップの本領を発揮するためには、もう少し広めの隙間にセットした方が良いのですが、先ずは（車いすの総幅があまり広がっても勝手が悪いので）第一段階としてこの状態で使ってみていただくこととなりました。
じゃーん！納車完了です♪
これまでの、タイヤとほぼくっついてセットされていた「Qグリップハンドリム」と比較すると、最低限の隙間を確保した「カーブグリップハンドリム」は異次元の漕ぎやすさとなり、abeさんも大満足でした！
以後、雪道などでの実走行を試していただきながら、さらにハンドリム間隔を広げるかどうか？様子をみてもらうこととなりました。
それから 一ヶ月後、abeさんからメッセージが届きました。。。
カーブグリップハンドリムに交換してから一ヶ月が経ちました！
この間、素手やグローブ着用時、スロープなどいろいろ試してみましたが、現在の（狭めの）リム間隔で、7～8割くらいのグリップの接触面積を使えていて、かなり十分な効果を得られているので、このままでOKとします♪
カーブグリップ、最高ですね～♪ ありがとうございました！
abeさんより
いつも冷静沈着で的確な評価コメントをいただけるabeさんには感謝しております！
と、いうことで・・・更に詳しい「カーブグリップ」についてのお問い合わせは、abeさんまでお気軽に連絡してくださいますようお願いいたします（笑）
