イフが使っている、車いす用の空気入れをご紹介します。
ワタクシ内藤、実は・・・自他とも認める「ツールマニア」です(笑)
そのツールのひとつには、日常業務の必需品である「空気入れ」が含まれていますが、それ(空気入れマニア)を知ってか知らずか、時折お客様から「内藤さん、オススメの空気入れってありますか?」という相談をいただきます。
お客様の中には、ある程度ネットなどで調べた後で最後の絞り込み(判断)の相談に来られる方や、ハナからお任せという方など様々ですが、その都度個別にあれやこれやと対応していました。
そして昨日(も)、ご縁があった群馬県のお客様から「空気入れ」の相談がありました(笑)
空気入れマニアの内藤さん、時間がある時で構いませんので教えてください。
今まで使っていた空気入れはエアゲージのないフロアポンプなので、新しくエアゲージがあるものを購入しようとしています。
イフのブログでお勧めしている電動タイプもいいのですが値段が少し高いので、手動のフロアポンプでおすすめはありますか?
いくつか調べてみて候補はいくつか絞っていて、大体8,000円くらいで考えています。
群馬県 K様より
すぐさま、LINEの返信を書き始めましたが・・・
いや、待てよ・・・ 折角の機会なので、いつか公開しようと妄想していた「イフで使っている空気入れ!」の紹介記事を書いて、できる限り詳しくお伝えしようと考えました。
もとい、ネットで「自転車 空気入れ おすすめ」などのキーワードで検索すると、「おすすめ●●選」とか「人気ランキング」などのブログ記事がたくさんあります。
いろいろなメーカーの優れた製品を知りたい(調べたい)方は、それらの記事をご覧になった方が詳しく掲載されています(笑)
本記事は、それらの中から内藤が独断と偏見で選んで「イフで使っている」車いすの空気入れのご紹介ですので、全ての製品は網羅していませんことを予めご了承ください。
それでは、空気入れのタイプ別に、ご紹介していきます。
手動タイプ
ポータブル型
「ポータブル式」や「携帯ポンプ」などと呼ばれる ”携行に適した小型の空気入れ” は、外出先で空気圧が下がってしまったときに必要な空気を補充するために使います。
ポータブル型にも様々なサイズがあるため一概には言えませんが、大量の空気を入れるにはフロアポンプ型より手間がかかるため、あくまで応急処置的に使うものと考え、自宅での定期的な使用には適していません。
サイクリングの必需品として、私のロードバイクにも「LEZYNE(レザイン)のハンドポンプ 」を常備していて、オホーツクサイクリング などのイベントで(パンク修理で)大活躍しました。
日常の出張作業で持ち歩く工具箱の中には、サイズは少し大きめですが、英・米・仏式バルブに対応し、フットステップ付きで楽に空気を入れられる「パナレーサー(Panaracer)ミニフロアポンプ 」を常備しています。
フロアポンプ型
自転車業界では、タイヤの空気入れといえば「フロアポンプ」を意味するほど定番のタイプで、足で空気入れを踏みながら固定し、ハンドルを握ってレバーを上下に動かし、圧縮空気を送り込む仕組みです。
この「フロアポンプ」は、様々なメーカーから機能や性能が異なる多種多様な製品が販売されていて、何を選んでよいか迷ってしまいます。
基本的な選定ポイントは、次に掲げる要件を満たしていることが理想と(私は)考えています。
- 空気圧ゲージ付:空気圧の適正な管理のために必須です!(別途、エアゲージを用意する方法もあります)
- 高圧対応:シュワルベタイヤ(チューブ) などを履く場合は、10気圧(約10バール)対応の空気入れが必要です。また、対応圧力が高いほど軽い力でポンピングできます。
- ポンピング効率 1:上位機になる程、シリンダー部分にさまざまな工夫がされているためポンピング効率が良くなります。
- 対応バルブ:ご自分のバルブタイプ(英式・米式・仏式)に対応しているか確認します。
これらの要件を満たすフロアポンプをネットで探すと・・・たくさん見つかります(汗)
これでは、群馬県のK様が悩んでしまうのも無理はありません。
ぶっちゃけ、売価が ¥4,000〜5,000 以上のフロアポンプであれば、どれを選んでも間違いではないと思いますが、それでは答えになりません(笑)
なので、結論からお伝えすると… どれも同じように見えるフロアポンプの中から、私が厳選して長年愛用し続けている製品は・・・ずばり!!
TOPEAK JOEBLOW® SPORT(トピーク ジョーブロー スポーツ)です!
TOPEAK(トピーク) は、自転車ライフのあらゆるシーンで活躍するアクセサリーを展開するブランドで、細部まで考え抜かれた緻密な製品設計とプロチームでも活用される優れた品質、豊富な商品ラインナップで世界中のサイクリストに支持され続けています。
その TOPEAK(トピーク)から発売されている「JoeBlow(ジョーブロー)シリーズ」は、ビギナーから上級者まで幅広い層に愛用されているフロアポンプのラインナップです。
その中でも「しっかり空気が入って、コスパが高い!」と巷で大好評なのが、イフでも長年愛用し続けている「JoeBlow Sport(ジョーブロー スポーツ)」で、最新モデルは「Ⅲ」となっています。
この「JoeBlow Sport Ⅲ(ジョーブロースポーツ Ⅲ)は、フレンチバルブ(仏式バルブ)とシュレッダーバルブ(米式バルブ)の両方に対応するスマートヘッドを始め、数多くの機能が搭載された、利便性が高いフロアポンプです。
- 仏式と米式に対応する「スマートヘッド」
- 空気圧の微調整に便利な「エアーリリースボタン」
- 最大160psi(約11気圧)まで充填可能
- 大型ダイヤルゲージ付で、空気圧を確認しやすい
- 1ストロークの空気量:317.5cc
- ポンピング時に指を挟みにくい形状のパッド付ハンドル
- ホース収納用クランプ付
- スチール製シリンダー
- スチール製ベース
- 仏式高圧用アダプター付属
- 英式トンボ口金付属
- エアークッション/ボール用ニードル付属
- 製品サイズ:L117 x W253 x H678mm
- 製品重量:1.68kg
耐久性の高いスチール製シリンダーと、どっしりとしたスチール製ベースを採用しているので、体重をかけてポンピングしたときの安定感が抜群! ハンドルも握りやすく、力のない女性でもラクに扱えるフロアポンプです。
また、TOPEAK(トピーク)のフロアポンプは、スマートヘッドやホース/ゲージ/口金パーツなどの補修パーツも充実していて、口金パッキンの劣化や、ゲージの不調も修理が可能なので、愛用のポンプを長く使い続けることができます。
イフでも、10年以上前に購入した「JoeBlow Sport(ジョーブロー スポーツ)」が現役で活躍しています。
次にご紹介するのは、更に高みを目指したい方のためのフロアポンプです。
シュワルベタイヤ(チューブ) などを履いていて、最大値の10気圧(約145psi)を、もっと楽に充填したい方や、TUFOなどの高圧チューブラータイヤを使用している方などにお勧めしているのが・・・
TOPEAK JOEBLOW® ACE(トピーク ジョーブロー エース)です!
TOPEAK(トピーク)の JoeBlow(ジョーブロー)シリーズのミドルレンジモデルである「JoeBlow Ace(トピーク ジョーブロー エース)」は、2本のシリンダーの組み合わせを切り替えて、大容量にも超高圧にも素早く対応できる、革新的な3段階設計を特徴としています。
ステージ1(60psi) | 2本のシリンダーを同時作動し、大容量の空気を送ります |
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ステージ2(120psi) | メインシリンダー(太い方)で、効率よく空気を送ります |
ステージ3(260psi) | サブシリンダー(細い方)で、超高圧の空気を送ります |
- 仏式と米式に対応する「スマートヘッド」
- 空気圧の微調整に便利な「エアーリリースボタン」
- 60、120、260psi の3ステージ切替レバー
- 最大260psi(約18気圧)まで充填可能
- 大型ダイヤルゲージ付で、空気圧を確認しやすい
- 1ストロークの空気量:586cc
- パッド付ハンドル
- アノダイズド アルミ合金シリンダー
- ラバー付 アルミ合金製ベース
- 仏式高圧用アダプター付属
- 英式トンボ口金付属
- エアークッション/ボール用ニードル付属
- 製品サイズ:L260 x W185 x H740mm
- 製品重量:2.4kg
この3つのステージ(切替レバー)は、充填する空気圧に合わせてセットするのが基本ですが、低い目標空気圧でもステージ3(260psi対応)を使うことで、ポンピングの回数は増えますが、驚くほど軽い力でポンピングできるため、車いすに座ったまま空気を入れる際や、力の弱い女性などでもラクに扱えるフロアポンプです。
メーカー希望小売価格が¥18,000(消費税別)という高級品ですが、JoeBlow(ジョーブロー)シリーズのハイエンドモデルに劣らない機能性や、補修部品が充実していて末永く愛用できることを考えると、最初から「JoeBlow Ace(トピーク ジョーブロー エース)」を手に入れた方が良いのかもしれません。
イフでは他にも高圧(16気圧)対応の「SKS AIRBASE PRO(SKS エアベース・プロ)」などのフロアポンプを多数所有していて、お気に入りのポンプヘッドに交換するなどして、快適に使っていましたが・・・
とある日、いつもお世話になっている「こっぱ舎(埼玉県)」さんが、空気入れについての投稿を facebookにアップしているのが目に留まりました。
技術力に定評があり、創意工夫が随所に凝らされた作業や、愛用している道具の数々は、いつも参考にさせていただいている「こっぱ舎」さんがオススメする空気入れは「要チェックや!! 2」と、すぐさまネット検索したところ・・・
株式会社フルプラ という、油さしの「ジェットオイラー」や、噴霧器の「ダイヤスプレー」などを世に送り出している、創業80年以上の老舗メーカーが、世界で初めてエンジニアリングプラスチック製 3 の空気入れとして昭和62年に開発した「ダイヤポンプ」のラインナップの一つ・・・
フルプラ ダイヤポンプ No.910 ということが分かりました!
このフロアポンプ(フルプラ ダイヤポンプ)・・・ 同社の製品説明には次のように書かれていて、なんだか良さそうです。。。
- 軽くて持ち運びに便利
エンジニアリングプラスチック製ですからサビずに、重さはわずか約680gです。 - 6種類のアダプターで広い用途
一般の自転車はもちろん、競技用の自転車にも、自動車・オートバイ・球技用ボール・ゴムボートなどのレジャー用品に。 - 耐久性・効率が良い
ピストンフローティングシールピストンでしかもシリンダーの内面が錆びずいつまでも滑らかで耐久性に優れ、効率良い性能を保ちます。 - 高圧も軽いポンピング
シリンダー径(26mm)が細く、軽くポンピングできます。アキュムレータ(蓄圧タンク)付きなのでさらに加圧が軽く、1200kPa(約12kgf/cm²)の高圧まで楽にポンピングできます。 - 高性能圧力計器
1200kPa(約12kgf/cm²)まで測定できます。設置針付きなので加圧目標が1目でわかり便利です。圧力計の取り付け部は特に高強度樹脂を使用しています。 - 優れたデザイン
シリンダーの下にアキュムレータ(畜圧タンク)を接続した機能性・安全性にすぐれたデザイン。 - 製品サイズ:全高 64cm x 幅 19.6cm x 底部径 9cm
- 製品重量:680g
でも、この「フルプラ ダイヤポンプ」・・・ネットで検索しても情報がほとんどありません。
有名所のネット通販ではいずれも取り扱いがあるのですが、実際に購入して使っているユーザーのレビュー(ブログ)は見つからず・・・おすすめ●●選などのランキングにも入っていません(汗)
しかしながら、業界きってのマニアック度を誇る(←失礼)こっぱ舎さんに絶大な信用を寄せている内藤は、情報が無いのはレア度MAX!と喜び勇んで、間髪入れずにポチりました(笑)
じゃぁ〜ん! GET♪d(゚∀゚d)
結果、この「フルプラ ダイヤポンプ No.910」は、最高のフロアポンプでした!
ホームセンターで販売している樹脂製の格安空気入れ(1,000円程度)と同じくらいの軽さ(約680g)でありながら、1000kPa(約10kgf/cm²)程度の高圧でも楽々とポンピングできるのには感動しました!
付属しているポンプヘッド(口金)も逸品で、よくあるレバー式ではなく、ノブを回してロックするタイプで、米式バルブや各種アダプターを簡単にロックでき、すっぽ抜けません!
また、TOPEAK(トピーク)のフロアポンプ同様に、ポンプヘッドやホース/ゲージ/口金パーツなどの補修パーツも充実していて、愛用のポンプを長く使い続けることができます。
これからは「フルプラ ダイヤポンプ No.910」も、イフの仲間入り決定です♪ こっぱ舎さん、ありがとうございました!!
もちろん、この後で「フルプラ ダイヤポンプハンディ」も仲間入りしたことは言うまでもありません(笑)
電動タイプ
いくら高性能なフロアポンプでも、車いすの方が座位姿勢でポンピングするのは大変な作業で、ましてや上肢に障害がある方にとってポンピング動作は至難の業です。
そのような場合は、電動タイプの空気入れがお薦めで、使途に応じて「バッテリー内蔵型」と「外部電源型」の2タイプがあります。
バッテリー内蔵型
空気入れ本体の中に充電式のバッテリーを内蔵し、外部電源(100V電源など)が無い場所でも使用することができます。
車いす界隈では、2000Kpa(約300psi)という高圧まで対応している「コードレスコンプレッサー 2000KPA」が有名?でしたが、現在は廃盤となっているようです。
この「コードレスコンプレッサー 2000KPA」は、イフでは使用(購入)しておらず、お客様がネットで購入して使っている物のメンテナンスをしていました。
DC12V用ポータブル電源としても利用できるなどの便利機能はありましたが、昭和60年に電電公社から民営化されたNTTが発売した「ショルダーフォン(車外兼用型自動車電話)」より一回り以上大きく、重量も4kg(ショルダーフォンは3kg)もあることから、お世辞にも気軽に携帯できる製品ではありません。
また、内蔵されているバッテリー(LONG 完全密封型鉛蓄電池 WP7.2-12 12V7.2Ah )が癖者で、電圧が低下した状態で放置したり、深放電させてしまうと簡単に逝ってしまう(使っていなくとも、2〜5週間に一度は充電をしないと自然放電でバッテリーが駄目になってしまう)という取り扱いの難しさもネックでした。
巷の通販サイトでは中華製の怪しい?電動コンプレッサーなども多数出回っていますが、自動車のタイヤやボール類といった低圧タイプのものが大半を占めていて、車いすやロードバイクなどに対応できる高圧タイプで良さげな製品を見つけるには至っていませんでしたが・・・
そんな折、2021年に「ELXEED BK1 Plus(エルシード BK1 プラス)」という素晴らしいモバイル電動エアポンプに巡り会いました♪
詳しい製品情報は、ここでは割愛しますが、この「ELXEED BK1 Plus」は、2023年にメーカー廃盤となってしまい、後継品(同等品)として「ELXEED-G01(エルシードG01)」という製品が発売されています。
数値表示が大きくなって(老眼には優しい!)更にコンパクトになった良さげな製品ですが・・・残念ながらイフでは仕入れルートが無いため、購入希望の方は大手ショッピングモールからお買い求めください。
外部電源型
外部電源(100V電源など)がとれる場所での使用が前提で、6kpa(約6kgf/cm²)程度の圧力で充分という方には、トーエイライト株式会社が学校などの機器設備用品として提供している「マスエアコンプレッサー2069 B-7000 」がお勧めです。
学校の備品に採用されているという、安心安全なこの製品は、個人での使用はもちろん、パラスポーツチームのメンテナンスツールとしても大活躍することは間違いありません。
これら電動タイプの空気入れに共通しているマイナスポイントは、標準で付属しているポンプヘッドが貧弱なことです・・・
それ故に、電動空気入れと同時に「ヒラメ」や「エアボーン」などといった、高性能なポンプヘッドの同時装着もお勧めしています。
番外編
ここから先は、イフで使っている空気入れに限らず、微妙にお役に立てるかもしれない? 空気入れに関する情報をお伝えします。
業務用エアコンプレッサー
エアコンプレッサー(圧縮機)とは、私たちの身の回りにある空気(気体)を吸い込み・圧縮した空気を空圧機器(工作機械やエアツールなど)に供給する機械の事をいいます。
イフが工場で使っているのは、業務用の大型エアコンプレッサーで、三相200Vを動力源として、各種のエアーツールで使うための圧縮空気を常時大量に生成しています。
一見すると無敵に思える業務用のエアコンプレッサーですが、メインはエアツールの動力源であることから、コンプレッサーが圧縮できる最高の圧力は[0.8MPa(約8.1kgf/cm²)]という低圧です。
そのため、シュワルベタイヤ(チューブ) や、TUFOなどの高圧チューブラータイヤを適正空気圧に調整するためには、先述のフロアポンプで補填する必要があるのです。
小型エアコンプレッサー
あると便利で、イフの<いつか欲しいものリスト>の上位にありながら、なかなか購入に至らないのが「小型エアコンプレッサー」です(汗)
持ち運びが可能な「小型エアコンプレッサー」は DIYでも人気があり、1万円程度の廉価品から、10万円以上のプロユース品まで、国内外のメーカーから機能や性能が異なる多種多様な製品が販売されています。
コンプレッサーが圧縮できる最高の圧力は、0.7~0.9MPaのものが一般的で、中には1.0MPa以上まで圧縮できる「中圧」と呼ばれるコンプレッサーもあります。
車いすのタイヤに空気を入れるツールとしては少し仰々しいかもしれませんが、エアーブロー 1 による清掃(埃の除去)や、雪や水の除去などにも活躍する「小型エアコンプレッサー」は、あると便利な万能ツールです。
エアタンク(エアキャリー)
ガソリンスタンドに置いてある、銀色の球体に圧縮空気が入っていて、車の近くまで持ち運ぶことができる「空気入れ」を見たことがありますか?
これは「エアキャリー」や「エアインフレーター」などと呼ばれるもので、エアコンプレッサーから長いエアホースを伸ばすと利便性が悪いので、このような空気入れが一般的に多く使われています。
このエアキャリーは、エアコンプレッサーのように圧縮空気を生成する機能はないため、あくまでエアコンプレッサーとセットで使うものです。(コンプレッサーを使って、エアタンクに圧縮空気を充填した状態で使用します)
ご自宅で、手軽に使う車いすの空気入れ・・・という観点からは逸脱していますが、ご近所さんに圧縮空気を分けて(充填して)くれるような方がいれば、一考の余地はあるかもしれません(笑)
イフでは、安価なエアタンクを保有していて、そこに業務用エアコンプレッサーで空気を満充填した状態で、別棟の倉庫に持ち込み、保管している車いす(デモ車)のタイヤの空気圧調整などに活用しています。
CO2インフレーター
CO2ボンベ(カートリッジ)から、タイヤのチューブに二酸化炭素を注入するためのアイテムが「CO2インフレーター」で、様々な製品が販売されています。
手動式の空気入れのようにポンピングの必要がなく、スピーディに空気の充填が行えますが・・・ロードバイクの応急用であればメリット大ですが、車いすの日常のメンテナンスにはデメリットの方が多いため、推奨していません。(パラスポーツの試合中などでは活躍するかもです!)
イフでは使用していませんので、詳しい情報を知りたい方は、ネットで「CO2インフレーター 」と検索してみてください。
以上が、内藤が独断と偏見で選んで「イフで使っている」車いすの空気入れのご紹介でした。
今回は空気入れと密接な関係にある「エアゲージ」や「ポンプヘッド」については言及しませんでしたが、機会があれば、別なブログ記事を書いて、それらもディープに紹介したいと考えています(笑)
参考動画
車いすメーカーや車いす販売店などが、車いすの空気の入れ方などを紹介する動画をYou Tubeなどにアップしていますので、その一部をご紹介します。
最後に・・・
タイヤの空気圧管理(定期的な空気の注入と空気圧チェック)は、車いすの最も基本的なメンテナンスです。
車いすに限ったことではありませんが、タイヤやチューブの主原料は「ゴム」であり、そのゴムは空気を通すので自然と空気圧が下がってしまうのです。 (ゴム風船が何日後かに萎んでいるのと同じです)
それ故に、車いすに乗る頻度や距離に関係なく、エアタイヤである限り(ノーパンクタイヤ以外)徐々に空気は減っていくため、最低でも1ヶ月に1度はタイヤの空気圧管理(空気圧点検・空気の注入)をお勧めしています。
車いすのタイヤを適正な空気圧に保つことは、走行性能と乗り心地を良くし、ブレーキの効きを保ち、タイヤの寿長を延ばすことが期待できます。
ここで紹介した空気入れも参考にしながら、是非とも自分に合った空気入れを見つけていただき、定期的なメンテナンスを行い、快適な車いすライフを過ごしていただければ幸いです。
★皆さんがお使いの空気入れに関する情報などがあれば、コメント欄に書き込みをお願いします♪