ストライクフォースに、A2J社製「インステップ(足の甲)固定用ベルト」をセットしました。
電動車椅子サッカーの選手である「Yuske」君からの依頼で、電動車椅子サッカー専用マシン「ストライクフォース」に、A2J社製の「インステップ(足の甲)固定用 ラチェット式ベルト」を装着しました。
元々、ストライクフォースには足を固定するためのベルクロベルトが標準で付属していましたが、Yuske君のパフォーマンスが向上するにつれて、プレイ中に足の位置がズレてしまうようになってきたとのことで、イフが独自に設定した、A2J社製「インステップ(足の甲)固定用ベルト」をご紹介しました。
ストライクフォースって何?という方は、こちらの記事をご参照ください。
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▼電動車椅子サッカー専用マシン「ストライクフォース」道東初上陸! | 新・イフの秘密基地
>> https://e-if.jp/works/strike_force/
施工に先駆けて、木戸口(きどぐち)チーフメカニックが Yuske君と綿密な打ち合わせを行い、その内容を詳細に記録したメモが内藤に手渡されました(笑)
そして、こちら ↓ が、A2J社製の「インステップ(足の甲)固定用 ラチェット式ベルト」です。
このベルトは商品説明にも書いてあるとおり、株式会社テレウスのオリジナル品である、A2J社製「ラチェット式ベルト(汎用タイプ)」を イフで分解して、バラ売りにした商品(部品)です。
小さめのフットプレートの車いすや、手指の自由が効く方であれば、そのままフットプレートの裏側にビス止めして簡単に装着する方法もあるのですが・・・
ストライクフォースは比較的大きめのフットプレートということや、Yuske君が自分ひとりで簡単に着脱できるように考えて、ホームセンターで売られている「L型の金具」を使って固定することにしました。
今回使用した金具はそのまま使うのは微妙なモノだったため、イフで手を加えて装着しましたが、後日あれこれ探して理想的な部材を見つけて商品掲載しましたので、必要な方はご活用ください。
ボルト類も複数のタイプをホームセンターで購入し、様々な取付パターンに対応できるように準備しました。
ストライクフォースと一緒に預かった「愛用のシューズ」をフットプレートに乗せて位置関係を確認し、イメージを膨らませながら、インステップベルトを仮取付けしていきます。
平ワッシャーやスプリングワッシャー、ナットなども複数のタイプを用意して、組み合わせを変えながらベストな固定方法を模索しました。
L型金具をベルクロベルトが通っていた長穴に固定することで前後の位置調整ができ、かつ、分離した状態のベルトが真上を向くことでラチェットベルトが楽に装着できるようになります。
インステップベルトの仮取付けと各部のメンテナンス作業を終え、Yuske君に来店してもらい最終調整を行いました。
バッチリ良い感じです♪ 着脱も問題なく、事前の要望も全てクリアしました!
ラチェットベルトの5個ある取付穴の内、2つは不要と判断したのでカットします。カットはハサミで行い、ベルトサンダー(機械のヤスリ)で仕上げました。
じゃーん!完成です♪
ラチェット機構で簡単に締め付け具合を加減でき、幅広のパットは面圧を分散して心地よいホールドをしてくれます。
これ、めっちゃ良いですね!と、Yuske君に合格💮をいただきました♪
完成の記念撮影♪
愛車の「ホンダ・オデッセイ」と一緒に、記念撮影 📸qᗜ⊙´)パシャリ!
このオデッセイには、Yuske君が自分ひとりでストライクフォースを搭載できる秘密兵器が装着されています。
その数日後・・・
よつ葉アリーナ十勝(帯広市総合体育館)の練習にて、インステップベルトの具合を試してもらったところ、「どんなに激しい動きを繰り返しても足がズレなくなったおかげで、プレイに集中できるようになりました!」という嬉しいレポートをもらいました。
Yuske君は現在(2022年7月)、電動車椅子サッカーの日本代表候補27人に選ばれていて、2023年10月にオーストラリアで行なわれるワールドカップ(W杯)に日本代表選手として参加することを目標に練習を重ねています。
「夢だった日本代表のユニホームを着て、世界の選手と戦いたい」と意気込んでいるYuske君を、皆さん、どんな形でも結構ですので応援してくださいますようお願いいたします!
最後になりましたが、楽しいメールのやり取りを経て、オンラインショップでインステップベルトをご購入してくださり、この記事を書くキッカケを作ってくださった「I様」に感謝しています。
娘様のパフォーマンスがアップして、より楽しくプレイができるようになることを、北の大地から願っております♪