電動車いすを徹底比較! 簡易型 vs 普通型

電動車いすを徹底比較! 簡易型 vs 普通型
電動車いすを徹底比較! 簡易型 vs 普通型
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電動車いすの導入を検討しているお客さまが、簡易型とするか?普通型とするか?悩まれているため、両者をざっくり比較したHow-toページを作成させていただきました!
まずは、電動車いすの概要や種類について、簡単に説明させていただきます。

電動車いすとは?

電動車いすとは、その名の通りバッテリーを電源とするモーターによって動く車いすで、大きく分けて「介助用」と「自操用」の分類されます。

介助用は、介助者が操作する電動車いすで、介助者の負担を軽減するための様々な工夫が施されています。

自操用は、使用者自らがジョイスティックやハンドルを操作して利用する電動車いすで、手動車いすの操作や屋外での長距離(長時間)移動などが困難な場合に活用され、自らの意思で行動できる範囲を大きく広げてくれる素晴らしいアイテムです。

障害者総合支援法における補装具の給付制度では、重度の歩行困難者で手動式車いすが全く使えないか、あるいは手動式車いすの操作が著しく困難な重度障害者に対して、自操用のみが心身障害者更生相談所の判定により交付対象となっていて、主として上下肢に障害がある場合に処方されますが、生活環境や職務上でそれが必要と判断される場合や、心臓や呼吸器に障害がある場合にも交付されています。

介護保険の福祉用具貸与では、要介護2以上の方に電動車いすはレンタル対象となっていますが、要介護1以下であっても「日常的に歩行が困難」あるいは「日常生活範囲における移動の支援が特に必要」と認められる場合はレンタルができる場合があります。

道路交通法では歩行者と同じ扱い(※注釈1)になるため、手動式の車いすと同様に歩道を走行でき、運転免許や届け出などは必要ありません。

※注釈1:道路交通法上で「歩行者」扱いとなるためには、以下の条件などを満たしている必要があります
・車体の大きさが、長さ120cm、幅70cm、高さ120cm(ヘッドサポートを除いた部分の高さ)に収まっていること
・原動機として、電動機を用いること
・最高速度が6km/hを超えないこと
・歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと
・自動車又は原動機付自転車と外観を通じて明確に識別することができること

自操用 電動車いすの種類

自操用の電動車いすには、「普通型」「簡易型:切替式」「簡易型:アシスト式」「座位変化型」「ハンドル型」「特殊型」などの種類があります。

普通型

電動車いす専用に設計されたフレームに、大容量バッテリーと高出力モーターを搭載し、幅広の駆動輪でグイグイ進むことができる走行性能に長けた電動車いすの基本形です。操作はコントローラーに付いているジョイスティック・レバーなどを前後左右に動かすことで倒した向きと量に応じて自由自在に動きまわることができます。最高速度が4.5km/hと6.0km/hの2つのタイプがあり、バッテリーが満充電の状態ならば約30km以上の連続走行が可能なモデルもあります。

簡易型:切替式

手動車いすに、モーターやバッテリーなどの電動機能を取り付けたもので、普通型電動車いすと同様に、ジョイスティック・レバーで操作します。折りたたむことができる設計になっているものが多く、クラッチレバーの操作によって、電動走行と手動走行を切り替えることができ、手動走行に切り替えることで通常の手動車いすとしても使用可能ななため、バッテリーがなくなっても手動で自走できるのが特徴です。

簡易型:アシスト式

アシストタイプは、手動車いすと同様にハンドリムを操作します。上肢の筋力低下などにより駆動能力が十分ではない方でもハンドリムを操作する力をコンピューターが瞬時に制御して電動モーターのアシストを加えることで、あたかも誰かが後押しをしてくれているような軽さとなめらかさでハンドリムを操作することができ、これまでは大変だった上り坂なども軽々と走行することができます。電源スイッチによって、電動アシスト走行と電動アシストが働かない手動走行を切り替えることができます。

座位変化型

普通型電動車いすの座面や背もたれが可動するタイプの電動車いすで、「リクライニング式普通型」「電動リクライニング式普通型」「電動シフト式普通型」「電動ティルト式普通型」「電動リクライニング・ティルト式普通型」などの種類があります。

ハンドル型

「シニアカー」や「電動カート」などと呼ばれるハンドル型は、操作部がハンドルになっていて、アクセルレバーを使って加速や減速をします。前進と後進はスイッチで切り替え、左右への方向転換はハンドルを使用します。ブレーキレバーが付いている場合もありますが、基本的には、アクセルレバーを離すと停止します。坂道でもタイヤにロックがかかるため、勝手に走り出す心配はありません。アクティブな高齢者の方が利用するイメージがありますが、障害者総合支援法における補装具の定義では普通型電動車いすに含まれています。

特殊型

世の中には、上記に類さない、SmartDrive(スマートドライブ) や、クローラー(キャタピラ)仕様のものなどといった、特殊な構造や用途の電動車いすなども多数存在しています。

普通型と簡易型(切替式)の比較

すっかり前置きが長くなってしまいましたが・・・
現在、電動車いすの導入を検討しているお客さまは、「普通型」と「簡易型:切替式」のどちらにするかを悩まれております。
理想は両方の電動車いすを導入し、TPOに合わせて使い分けることができれば最高なのですが・・・補装具費の支給対象となる補装具の個数は、原則として1種目につき1個とされているため、残念ながら複数の支給は認められません。
それぞれが一長一短があり、甲乙つけがたいため、悩んでしまうお気持ちがとても良くわかりますので、思考を整理していただくために、少々極端な○×表現で比較した表を作成させていただきましたので、選定の参考にしていただければ幸いです。

比較表

  簡易型 普通型
走行中の安定感
悪路の走破性
段差乗り越え性能
登坂性能
走行可能な距離 ※1
電池切れ時の自走 ※2
折りたたみ ※4 ※3
車椅子の軽さ
乗用車への積載
介助のし易さ
飛行機の利用 ※5 ※5
JR(鉄道)への乗車
一般的なタクシーの乗車
ジャパンタクシーへの乗車 ※6
メンテナンス性
積雪路面での走行
雨天時の走行(小雨を除く)

注意:この比較表は、一般的な情報にイフの所見を加えて作成した表のため、実際とは異なる場合があります
注意:比較表の仕様上、△や◎が付けられないため、◯と✕で極端に表現してあります
注意:電動車いすの車種や仕様によっては、比較表とは異なる場合があります
※1:リチウムイオン電池などの高性能バッテリーを装着した場合はこの限りではありません
※2:介助者による移動は可能ですが、重量が重たいため移動は容易ではありません
※3:車種によっては、折りたたみや分解が可能なモデルもあります
※4:車いすによっては、折りたたみできない場合があります
※5:車いすの仕様によっては、飛行機への搭載を断られる場合があります
 → 電動車椅子で航空機を御利用される場合のルールについて|国土交通省
※6:車いすの仕様や、乗務員様のスキルによっては乗車可能となります

安心・快適な走行のために

ヤマハ発動機株式会社様や警察庁のホームページにて、電動車いすの安全利用に関する各種情報が掲載されていますので、電動車いすをご利用される方は是非ともご覧ください。

▼安心・快適な走行のために – 電動車椅子 | ヤマハ発動機
https://www.yamaha-motor.co.jp/wheelchair/safety/
▼電動車いすの安全利用に関するマニュアルについて|警察庁
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/e_wheelchair.html

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