「MP フィンガード(樹脂製タイヤガード)」を標準型の車椅子にあてがってみました!
MP フィンガードは、車いすのサイドガード(側板)に装着する樹脂製のタイヤガードです!
フィンガードのフィンは “魚のヒレ” などの意味があり、一般的な泥除けがタイヤの上部を広い範囲で覆うのに対し、フィンが必要最低限の部分だけをガードすることで、スポーティーな雰囲気を保ちつつ、車いす操作時の袖の汚れを軽減してくれる優れものです♪
この製品は、松永製作所様のアクティブ車いすシリーズ「MP(Max Performance)」のオプションアイテムとして販売されているものですが、サイドガード(側板)が平面になっていて、両面テープが付く車いすであれば、MP(松永製作所)以外の車いすにも装着することができます。
この程、九州にお住まいのお客様から、次のような相談メールが届きました。
「MPフィンガード」(樹脂製タイヤガード)左右セットは、カワムラサイクルの車椅子 KF22-40SB[中床]に取り付け、使用することは可能でしょうか?お客様からの相談メールを抜粋
イフでは、カワムラサイクル様の車いすは取り扱いしていないため、どんな車いすなのか?さっそく調べて(検索して)みました!
なるほど・・・ φ(・ェ・o)メモメモ
とてもシンプルな構造の車いすのようで、松永製作所様であれば「エアリアルシリーズ(MW-SL11B)」などと似通った作りであることが理解できました。
そこで、実際に MP フィンガード が問題なく装着できるのかどうかを確認するため、イフの代車として保有している「エアリアル(MW-SL31B)」を引っ張り出してきて、検証してみることにしました!
製造メーカーが違うため、全く同じ “側板” ではありませんが、その形状はとても似ています。
そしてこちら ↓ が「MP フィンガード(樹脂製ブラック)」です。
さっそく、車いすの側板にあてがってみたところ・・・なかなか(想像以上に)良さげな感じでした♪
完全にタイヤを覆う「フェンダータイプの泥除け」とは異なり、必要最小限の範囲をカバーすることが目的の製品ですが、車いす操作時の袖の汚れはかなり軽減できそうです♪
この「エアリアル(MW-SL31B)」は、アームサポートが跳ね上げ仕様になっていますが、MP フィンガードを極端にタイヤに近づけてセットしない限りは、跳ね上げ動作も問題なく行うことができました!(あまりタイヤに近づけすぎると、跳ね上げた際に後方部分がタイヤに干渉するのでご注意ください)
尚、MP フィンガードの車いすへの一般的な固定方法は、製品に付属している粘着剤付きのマジックテープで車いすの側板部分に貼り付けるだけという手軽さなのですが・・・
反面で、マジックテープのため多少グラつきがある装着感となりますので、しっかり固定したい方はフィンガー本体に空いている長い溝状の穴を使って、車いすの側板にボルト&ナットでガッチリ固定することも可能です。
※製品にボルト&ナットは付属していませんので、お客様にてご用意していただく必要があります。
車いすの側板(サイドガード)に凹凸があり、マジックテープでは上手く固定できない場合などは、このボルト&ナット固定という方法を選択していただければ、様々な車いすにも対応可能かと思います。
※ボルト&ナットで固定する場合は、側板への穴あけ加工が必要となります。
いかがでしたか?
今回、MP フィンガードを “仮合わせ” した車いす(エアリアル MW-SL31B)は、ご相談をいただいたお客様の車いす(カワムラサイクル KF-2240SB)とは必ずしも同じ条件ではありませんが、側板の形状などは類似していますので、MP フィンガードの取り付けは充分可能と判断させていただきました。
多少の加工などが伴う場合もありますが・・・この記事をご覧いただき、装着の雰囲気やイメージだけでもお伝えできれば幸いですので、ご参照くださいますようお願いいたします。