ここ十勝帯広では、新たに電動車椅子などを支給申請する際には、北海道立心身障害者総合相談所 の職員が数ヶ月に一度来帯して実施される巡回相談にエントリーし、各種相談や適合判定を受ける必要があります。
前回(2014/2/5)は、インバケア社製の普通型電動車椅子「ニュートロン」を持参して適合判定を受けさせていただきましたが、今回は同インバケア社の最上位モデルである「FORMULA CG チルト&リクライン」を昭和貿易様からお借りして、会場に持ち込みました。
※イフのトランスポーター(3万円のハイエース)に、300万円の電動車椅子を積載する模様です(笑)
巡回相談会場である 帯広市グリーンプラザ でお客様と合流し、手動車いすから電動車いすに移乗していただき、最終チェックを経たうえで、いざ相談室へ!
とは言っても、”試験” ではないので、相談員の方に、いろいろな状況をお話させていただきながら、お体の状態をチェックしてもらい、お客様にとって、もっとも良い方向性や処方内容をじっくり検討していただくという趣旨のものですので、最初は緊張していたお客様も徐々に慣れてきて和やかな雰囲気の中で相談は進みました。。。
今回のお客様は、昔からの難病に加えて、今年の春からキャロバン髄内カテーテルを挿入し、ギャバロン髄注を開始したことで、下肢の浮腫も強くあり、車いすでの下肢挙上を頻繁に行う必要があり、またその挙上も通常のスピードで行うと痙性が強くなるため、インバケアのプログラマー(各機能のプラグラムの変更や設定を行う装置)にて、適切なエレベーティングスピードを模索するということも相談の最中にさせていただきました。
この他にも、ティルトやリクライニングの調整等々も同時に行い、お客様がこれまで通りに一人暮らしを安全・安心に行えるようにするためには・・・という観点から、そのためにはどのような電動車いすを、どのように活用することがベストか?等々を皆で打ち合わせさせていただきました。。。
以後、更に詰めた打ち合わせを重ねていく必要はありますが、まずは巡回相談終了!ということで、お疲れさまでしたぁ~(^^ゞ