かねてより親交があった、十勝の清水町のガーデニングと造園のお店「Small garden 緑のゆび 」様からのご依頼で、新しく購入したホンダ・ステップワゴンの荷室に、 使い勝手のよい棚を作ってほしいとのことで、トンテンカンと製作させていただきました。
打ち合わせ重ねながら、理想のイメージをお聞きしていくと「人が多く乗ることもあるため、着脱式であること」「背の高い植物などを乗せることもある」「積載するモノが多種多様」「女性ひとりで簡単に使えること」などが挙げられ、予算との兼ね合いを考慮しながら最良のプランニングをさせていただきました。
具体的な架装内容としては、ステップワゴンの3列目シートは床下に完全に格納され、その上がフラットになるという利点を活かし、据置式(置いておくだけ)の棚を軽量の角パイプで製作し、車体への固定は3列目シートを固定する部分に特注の留め具を製作し、強度を確保しながらグラつき無いようなものとしました。
打ち合わせで決定した高さの棚上面には、100kg程度の耐荷重に耐えられるような作りとし、天板は左右に分割できるようにして、背の高いモノを乗せる時には必要に応じて片側、もしくは両方の天板を外せるように配慮しました。
前後左右の骨組みとなる角パイプは、ハメ合わせをしたうえで、ノブネジ(手で簡単に回せるネジ)で固定する作りとし、積載物に合わせて簡単に形状を変更できのはもちろん、バラバラに分解することで、女性ひとりでも楽々と棚をクルマから載せおろし(取り付け、取り外し)して、3列目シートを出して活用することが出来るようになっています♪
結果、車両側はまったく加工することなく、ジャストフィットで使い勝手の良い棚が出来上がったのです!
このステップワゴンを使って、緑のゆび様が、益々活躍されることを願っております。
いつもイフをご用命いただき、誠にありがとうございました!
(2021.1.12 追記)
この製作事例をご覧になった全国各地のステップワゴン・ユーザーの方々から「これと同じ棚の製作は出来ますか?」という嬉しいお問い合わせをいただいておりますが・・・ 残念ながら、この棚はお客様の愛車をイフの工場でお預かりして、現車に合わせてトンテンカンと製作しているため、車両がない状態で棚だけを製作して販売することが出来ません…(汗) つきましては、大変申し訳ございませんが、イフに車両を持ち込むことが出来ない遠方の方は、地元の車両改造業者をご自身で探していただき、本事例を一つの参考例にするなどして、そちらに施工を依頼してくださいますようお願い申し上げます。 |