道東にお住まいのお客様からのご依頼で、和光工業株式会社製の車いす昇降用リフト装置[自動スライドリフト・G65B]を愛車のトヨタ・アルファード・ハイブリッドに架装させていただきました♪
車いすの息子様を病院などに送迎するにあたり、これまではアルファードの座席に二人がかりで移乗をし、車いすだけをラゲッジスペースに持ち上げて収納していたとのことですが、息子様の成長に伴いお互いの負担が大きくなってきたとのことで、車いすのまま乗り降りすることができる福祉車両の導入を考え、新車の福祉車両を購入を検討する中で、所有している愛車を改造することが出来ないものだろうか?と思い立ち、イフに連絡をくださったそうです。
お客様の家族構成や希望する事柄などを詳しくお聞きした上で、リフトアップシート(回転昇降座席)や車いす用スロープ、各種の車いす昇降用リフト装置などといった複数の改造方法をご提案させていただきながら打ち合わせを重ねた結果、愛車のアルファードがまだ購入してから3年も経っていないことや、全自動タイプの車いす昇降用リフト装置が最も安楽に長く使うことができることなどから、本改造をさせていただくことに相成りました。
和光工業株式会社様の車いす昇降用リフト装置のラインナップの中で、この「Gシリーズ」は、オートスライドプラットフォームと呼ばれるタイプで、リフトの床面に乗車した車いすが、操作リモコンの UP/DOWN ボタンを押すだけで、昇降〜車内にスライドという一連の動作を行うことができ、介助する側もされる側も安楽という優れものです♪
車いすがリフトの床面に乗り降りする際には、フラッパーの展開・格納操作は手動で行う必要がありますが、そのフラッパーを操作するハンドルはとても軽いチカラで簡単に操作することができます。(今回架装したG65Bの後継モデルでは、オートフラッパーが採用され、完全に全自動となりました)
福祉車両の導入を検討する際、今回のような改造というのは選択肢の一つにしか過ぎませんが、その一つである “改造” は大きな可能性を秘めており、自由にクルマを選ぶことができるのは勿論のこと、ご利用される方一人ひとりのシチュエーションに合わせて使い勝手の良いオーダーメイドの改造プランをご提案させていただき実現することができるというのが最たる強みでもありますので、本ケースも一つの参考例としてご覧くださいますようどうぞ宜しくお願いいたします。