日産自動車が2000年から製造・販売するエクストレイル(X-TRAIL)は、ハイエースやキャラバンに次いでヒッチメンバー取付のご依頼を多くいただく車種です。
前回のブラックボディのエクストレイルに続いて、今回はホワイトのボディが眩しい新車のエクストレイルが、帯広日産自動車株式会社様 音更店のN様からのご依頼で入庫してきました♪
エクストレイルへのヒッチメンバー取付には、リヤバンパーを取り外す必要があるため、新車に傷がつかないようにしっかり養生をしながら作業を進行します。
リインフォースメントや荷室部分の内装部品などを一旦取り外していきます。
当て板にナットが付属している部品をフレームの奥深くの挿入しながら、ヒッチメンバーブラケットをボディを挟む形でしっかりと固定します。(これを考えた方って凄いですよね〜)
マフラーも作業スペース確保のために一旦仮外しをして、ヒッチメンバーのサイドフレームをボディにしっかり取り付けしていきます。
クロスメンバーフレームの固定が終わった後は、一時的に取り外しをしたリインフォースメントやマフラーなどを再取り付けします。
続いて、電気系の配線を取り出すためにテールランプや内装部品を分解します。
トレーラーの灯火類を作動させるために必要な配線を車両側の配線に1本1本丁寧にハンダ付けして取り出しします。(イフでは将来的な不具合を未然に防ぐため、ワンタッチコネクターの類は一切使用しません!)
車両から取り出した配線は、その先端の被覆を剥いて一本一本丁寧に半田付け処理をしたあとで7極スリープコンセント(メス)の端子部分に差し込み、ネジで留めるという方式で結線します。
そしてそこに、マル秘の特殊な配線用グリースを充填し、先々の腐食による接触不良などを予防しています。
ダストブーツの接合部分にも特殊なプロテクトグリースを塗布して、水や埃の混入を最小限に留める配慮をします。
テールランプ部分から取り出した配線は、ボディのグロメット(ゴム栓)を活用して車体外に通し、適切な余裕を持たせながら随所にしっかりクランプして固定しています。
配線を通したボディのグロメット(ゴム栓)部分にはシリコーン系のコーキングを塗布して水や埃が車内に混入しないように配慮します。
各部の増し締めと最終チェックを行い、リヤバンパーなどの外装部品を元に戻すと・・・
じゃ〜ん!完成です♪
今回装着させていただいたのは「サントレックスヒッチメンバー(SUNTREX HITCH MEMBER) 」 のラインナップの一つとなる、スチール製の「STANDARDタイプ」で、牽引クラスはCタイプ(750kg対応)となります。
サントレックスヒッチメンバーには2インチのヒッチボールやヒッチボールカバーが標準で付属しており、未使用時(牽引していない時)にはカバーを被せておくことで、ヒッチボールに塗るグリスの汚れを防いだり、衣服にグリスが付くのを防ぐことができます。
やっぱりエクストレイルはヒッチメンバーが似合いますね〜(^^)