アメリカにおける初代オデッセイは日本国内モデルを北米向けに輸出されたものでしたが、アメリカではサイズが小さく、エンジンも非力であったため日本国内のようなヒットにはなりませんでした。そのため2代目オデッセイからは北米向けモデルを専用設計とし、ボディとエンジン排気量が拡大され生産も現地生産(カナダ)となりました。
その2代目オデッセイ(北米モデル)はラグレイトというネーミングで日本国内でも販売されていましたが、3代目以降は日本国内では販売されず、2011年の秋から北米で販売されたこの4代目オデッセイ(RL5型)も日本では輸入車としてしかお目にかかることの出来ない希少車です。
アメリカアラバマ工場(HMA)で生産が行われていた4代目オデッセイは、その開発も全てアメリカで行われ、室内の快適性と機能性、直感的使いやすさ、スタイリッシュで際立った外観の3つのテーマを追求、混雑した大規模駐車場にあって、100m離れていても他のミニバンやSUVと見分けが付くようなエクステリアデザインを目指し、稲妻をモチーフにしたベルトラインが採用されています。
そんな希少車を駆るユーザーは・・・100m離れた人混みの中に居ても存在がバレるという、皆さまご存知、とかちの人気者「フクちゃん」です(笑)
そんな彼が、6年近く連れ添った 愛車エレメント を手放し、有言実行で(ずっと前からいつかこれに乗る!と宣言していました)ようやく手に入れたのがこの「US HONDA ODYSSEY」なのです。。。
「左ハンドル車は901の相性が抜群です♪」「路上での乗り降りも歩道側にアクセス出来るので安心ですよ♪」 – by フクちゃん.
エレメントはドナドナされてしまいましたが「901ハンドコントロールシステム」はしっかり移設して再活用! セカンドシートが自由自在に着脱出来るため、愛車のクイッキーQ7(リジット車)の乗せ降ろしも楽々で、更には荷室にバスケ車やチェアスキーなどを満載しても余裕があるというアメリカンなUSオデッセイは、まさにフクちゃんにピッタリのマストカーですね。。。
セットアップ情報
- ホンダ・エレメントで使用していた901を移設
- ストレートロアブレーキアーム仕様
- アクセルペダルを加工し、ロアアクセルアームを直取付
- コラムタワー ショート調整
- コラムタワー&ベルト ズレ止めビス固定
- コントロールレバー長 20mmカット
※本事例ではfukuちゃんの愛車ということで気合を入れて、アクセルペダル面がフラットになるような特注改造を施しましたが、キット付属のアクセルブロックを使うことで取付が簡単になります。