<ページ1>では、イフで施工させていただいた「バックゲートストラップ」の改造事例の一部をご紹介させていただきましたが、その加工取付作業の一例を特別に公開させていただきます。
今回ご依頼をいただいたのは「フォルクスワーゲン帯広 」様で、車種は「ゴルフ トゥーラン(Golf Touran)」です。
トゥーランのバックゲートは、かなり大きく(高く)開くため、荷物などの積み下ろしがとても楽に出来るのですが、反面で背の低い方にとっては、全開で開いたバックゲートを閉めるのは一苦労です(汗)
事前の確認や打ち合せを経て、お車を預かり施工開始です。
内装トリムを外すと、このように大きな開口部があらわになります。
打ち合せした位置にストラップを固定するための “ブラケット(土台)” をバックゲートに仕込むための穴あけをします。車内に切り粉が入らないように養生し、脚立に乗りながらの高所作業です(笑)
バックゲートの強度のあるボディ部分に仮取付された “ブラケット” です。
位置関係が決まったブラケットを本溶接し、その後で塗装をして “ブラケット” の完成です♪
完成した “ブラケット” と今回選定したストラップ、取付用のネジやリベットを並べてみました。
ブラケットをリベットでガッチリ固定した状態です。内装トリムの隙間に合わせて微妙な角度で作られています。
こちらは内装トリム(内張り)をカットして、ストラップの回り止めを内側に露出させた状態です。
お客様からバックゲートストラップは内装トリム(樹脂の部品)に付けるのですか?と聞かれますが、完成後の見た目だけだとそのように見えてしまいますが、実はその裏側には今回製作したような “ブラケット(土台)” などが、ボディの金属部分にしっかり固定されているのです!!
こちらが完成写真です♪ 一生懸命作った土台部分は縁の下の力持ちとして表に出ることはありません。
ちなみに・・・自動車の内装はクリップで止まっているだけなので、そこにストラップを固定して引っ張ると、内装トリムごと外れてきます(笑)
バックゲートストラップ装着前と装着後の高さを比較してみました。
これで、背伸びをしなくてもストラップを引っ張れば小柄な方でも楽にバックドアを閉めることができるようになるのです♪
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