今日は2018年4月27日・・・ って、なんのこっちゃ?!と思われるでしょうが、このブログの記事(2005年11月24日の投稿)を書いている日なんです(笑)
イフのブログは、自称 “バック・トゥ・ザ・フューチャー” といって、平気で過去の日付で新しい投稿をじゃんじゃんアップしておりますので、皆さまご注意下さいませ(笑)
と、余計な前置きは抜きとして、この記事に関係する内容には後日談がありまして・・・
それを皆様にご覧いただくにあたり、その流れをお伝えしたく、過去に遡って今回の記事を書かせていただいた次第です。
2005年10月14日 アクセス札幌にて「北の国いきいきフェスティバル」というイベントが開催されました。
そこにはイフとしては出展しませんでしたが、東京の有限会社アストロ様 からのオファーにより、札幌市内で福祉車両の改造業務に取り組む会社様のサポートという形で、内藤がブースに常駐させていただきました♪
そのイベントの来場者として江別市にお住まいのS様との出会いがありました。
S様には、レスピレーター(人工呼吸器)を必要とする娘様がいらっしゃり、成長とともに自動車への乗り降りが大変になってきたとのことで、スロープやリフトなどを有する福祉車両の導入を模索していました。
しかし、(当時の)自動車メーカーの福祉車両には、4WD車の設定が無く、江別市という豪雪地域ということもあり、所有している4WD車のホンダ・ステップワゴンへの車いすリフトの取付(後付改造)に興味を持っていただいたのです!
イベント終了後、早々に江別市のお客様宅を訪問させていただき、玄関アプローチの状況や、お使いの車いすなどを確認&採寸しつつ、S様の要望等々をヒアリングさせていただいた上で、具体的なリフト改造のプランをご提案をさせていただきました。
結果、翌月11月には早々とS様の愛車であるホンダ・ステップワゴンがイフの工場にピットインしたのです♪
S様のステップワゴンは既に3列目シートが外された状態で使われており(本来は違法行為ですが・・・(汗))、ここに車いすを乗せて移動していたそうです。
今回、選定した車いすリフトは 和光工業株式会社様 の車いす昇降用リフト装置で、半自動タイプ「Kシリーズ」をチョイス!
プラットフォームと呼ばれる、車いすが乗車する部分はロングサイズとしました。
〜架装作業の詳細については、今回は省略させていただきます〜
一日でも早く納車させていただくべく、作業は連日深夜までおよびました。。。
じゃじゃじゃ〜ん!完成!!
これまでの空きスペースには4点ベルトタイプの車いす固定装置も装着し、乗車した車いすをしっかり安全に固定することが出来るようになりました♪
半自動タイプの「Kリフトシリーズ」は、床部分の上下昇降は電動油圧で行い、車内への格納は手動で行います。
ロングサイズのプラットフォームは大柄な車いすでも余裕の乗車スペースを確保することが可能です。
※改造完了後、札幌陸運支局へ車両を搬送し、構造変更検査を受け、晴れて8ナンバーの福祉車両として登録させていただきました。
途中、かなり端折りましたが、いよいよ納車です!
今回、リフトのプラットフォームをロングサイズにした理由は、車いすに合わせることは勿論ですが、ご自宅の玄関アプローチ部分にこのようにリフトをかけることにより、ポーチ階段を降りること無くそのままステップワゴンに乗り降り出来るように考えたのです♪
ステップワゴンのバックゲートを空けて、半自動リフトのプラットフォームを手動で展開するだけで、このような橋渡しが出来るのです。
雨や雪に濡れることなく、重たい車いすを持ち上げることもなく、快適にお出かけが出来るようになったと、S様には大変喜んでいただくことが出来ました♪
S様とは、その後も親しいお付き合いをさせていただき、お会いするたびにステップワゴンが大活躍していることをお聞きして喜ばしい限りでした♪
S様との出会いに感謝です。ありがとうございました!
その後、6年近くの間、このステップワゴン+車いすリフト装置は、S様家族と共に毎日を過ごしていたのですが・・・ある日、不慮の事故によりクルマが動かなくなってしまいました・・・
新たにステップワゴンのような車種を購入して、リフト装置を移設すること検討したのですが、ちょうどその頃、トヨタからスロープ仕様車で初の4WD車が発売になったことを受け、S様がかなり悩んだ結果、ステップワゴンを廃車にすることを決意したのです(泣)
それから少し経ったある日、イフに一本の電話が鳴りました・・・
その電話の内容は「所有しているハイエースに車いすリフトを後付することがが出来るだろうか?」という相談でした。。。