この記事のタイトル写真に写っている、ヒッチメンバーが装着された手前側の黒いハイエースですが、実は・・・
そうなんです! イフが今年の4月に帯広トヨペット株式会社様から購入させていただいた中古のハイエース(イフのデモカー兼、内藤の通勤快速&遊びクルマ)なんです!
これまで長い間イフと共に過ごし、日々の業務は勿論のこと、内藤の日常の足として、ときには代車として大活躍してくれたハイエースですが、その走行距離は40万キロとなり、ボディの老朽化もかなり進んでしまいました。
納車後早々に、足回りを弄ってみたり、レカロ LX-Fシートを装着したりなどをしていましたが、ハイエースの必需品として、株式会社サン自動車工業様 が製造販売している「サントレックスヒッチメンバー(SUNTREX HITCH MEMBER) 」も部品を取り寄せしてキープしていたのです♪
そんなある日、帯広トヨペット株式会社 様から、新車のハイエース・スーパーGLへのヒッチメンバー取り付けのご依頼をいただき、ダークブルーマイカメタリックが美しい新車がイフにピットインしてきました。
今回のお客さまが「サントレックスヒッチメンバー(SUNTREX HITCH MEMBER) 」のラインナップからお選びいただいたのは、スチール素材にシックなブラック塗装仕上げがされた「スタンダードシリーズ」で、牽引クラスはCクラスのモデルでした♪
いつものごとく、納車前の新車にて、擦り傷ひとつ付かないように、しっかり養生してから作業開始です!
ハイエースにサントレックスヒッチメンバーを取り付けするには、荷室後部の左右にある盲蓋がされている部分をホルソーで拡大する必要がありますが、イフでは自社で作成した専用の治具を使用して加工するため、いとも簡単に綺麗な拡大穴を空けることが可能です♪
その拡大した穴から、サントレックスヒッチメンバーに付属する、当て板にナットが付属している部品を挿入し、ヒッチメンバーブラケットをボディを挟む形でしっかりと固定するのですが、右側後部を固定するこのナット ↓ のみ、このような複雑な形に曲げてから挿入するのがポイントなんです。
牽引クラスCはクロスメンバーフレームがサイドとセンターで分離式になっていますので、最初に左右のサイド部分を仮固定し・・・
その後でセンター部分のクロスメンバーフレームを接合し、全体の位置を微調整しながら本固定していきます。
ハイエースのヒッチメンバー取付は既に何十台も施工実績があるため、作業はとてもスムーズに進行していましたが・・・
その時、ハヤシレーシングのホイールにホワイトレタータイヤが格好良く装着された、見慣れた黒い(イフの)ハイエースが横のピットに(勝手に)乱入してきました!
途中まで新車ハイエースのサントレックスヒッチメンバー取り付けをサポートしていた内藤でしたが、居ても立ってもいられなくなり、木戸口工場長の静止を振り切り、イフのハイエースにもヒッチメンバーをどさくさに紛れて取り付けし始めたのです(笑)
天気も良いし、使う工具は一緒なので、これを期に、温めておいた自社分のヒッチメンバーも付けてしまおう(これを逃すと、また暫く経ってしまう)という魂胆でした♪
今回、2台のハイエースに装着しているのは、どちらもサントレックスヒッチメンバーの「スタンダードシリーズ」で、牽引クラスはCクラスのモデルですが、唯一異なる点として、新車の方には「車種専用ハーネス」が付属している製品を用い、イフの方は「汎用ハーネス」が付属している製品を準備していました。
車種専用ハーネスは、テールランプコネクターに割り込ませる簡単配線で、車に合わせたコネクターが付いたハーネスですのではめ込むだけで配線が完了します。
汎用ハーネス(通常品)は、汎用7芯コードが付属していて、それをハンダで一本一本の配線に接続するという従来通りの製品です。
いずれのハーネスタイプも、車両から必要な配線を取り出した跡は、その先端の被覆を剥いて一本一本丁寧に半田付け処理をしたあとで7極スリープコンセント(メス)の端子部分に差し込み、ネジで留めるという方式で結線します。
テールランプ部分から取り出した配線は、拡大したボディの穴を活用して車体下に通し、適切な余裕を持たせながら随所にしっかりクランプして固定しています。
サントレックスヒッチメンバーには2インチのヒッチボールが標準で付属しており、それを着脱式のボールマウントにネジロックをしっかり塗布して規定トルクで組み付けます。
ヒッチボールを取付したボールマウントをクロスメンバーフレームに挿入し、クイックディスコネクトピンとダブルクリップで固定して完成です!
じゃ〜ん!完成です♪
イフのハイエースも、ほぼ同時刻に完成♪
ハイエースはヒッチメンバーは必需品ですね!
それが2台並ぶとワクワクするのは私だけでしょうか?(笑)
トレーラーを牽引しない時などは、ボールマウントを外して専用の「ボールマウントカバー」をしておくことで車両後方の突起もなくなりスッキリと普段使いをすることができます♪
さっそく翌日、牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量の計算書などといった必要書類を準備し、帯広運輸支局へ出向き[950登録(新方式連結検討)]も完了です!
ETCのセットアップも済ませ、いざ出陣です!
あ・・・その前に、一時抹消登録をしているトレーラーを復活せねば(汗)