帯広在住の “車いすラグビー選手” であるUENO君から、愛車レヴォーグのサイドサポートシートを作ってほしいという依頼があり、製作させていただきました。
それまでは、お父様が手作りした自家製のサイドサポートシートを使って運転席への乗り降りをしていましたが、安定感やサイズ感が悪く、座り心地も硬いためお尻が心配などの理由から、毎日使用するものなので、イフさんでちゃんとしたものを作ってほしいとのことでした。
UENO君との付き合いは長く、彼の車いすもイフで作らせていただいていることなどから、話はトントン拍子で進行し、最小限の確認事項を経た上で【据置式・ボックスタイプ】のサイドサポートシートが完成しました♪
据置式・ボックスタイプのサイドサポートシートを作るにあたり、毎日使っている愛車を長期間預けるのは難しいとのことで、今回は特別に事前にレヴォーグに乗ってイフに遊びに来ていただき、数時間かけて型取りを完了させ、その後、型取りを元にイフで現車はない状態でトンテンカンと製作作業を進めました。
それから数週間後、バッチリ生地張りまで終えて完成したサイドサポートシートを納品です。
結果は、とても良好で、それまで以上に楽々とレヴォーグの運転席への乗り降りをすることが出来るようになりました♪
やっぱりイフさんのサイドサポートシートは安心ですね(笑)
障害を負った数年後に、自動車運転を再開するため知人から購入した手動運転装置付きのレグナムに初めて乗った7年前は、車いすから運転席の移乗に10分以上の時間がかかっていたことが嘘のように、あっという間に移乗をするUENO君の姿をみて、ほっこりする内藤でした♪
イフでは今回製作した【据置式・ボックスタイプ】のサイドサポートシートが大人気です。
車両側に穴あけなどの改造を一切しないということもその理由の一つですが、それ以上に、[かなり大きな面積を確保したサポートシートを作っても、車いすの積み込みの時に外してしまうと邪魔にならない]というのが人気の秘密なのです!
【着脱式・可動タイプ】のサイドサポートシートも便利なのですが、シート横にそれがある状態だと、握力や腕の力が弱い方は車いすの積み下ろしの時に邪魔になるとのことで、いざ外そうにもそれなりの重量があるため難しく、仮に外したとしても手指が効かない方にとっては、再取付が重作業なのです(汗)
イフの【据置式・ボックスタイプ】は、重量は1kg前後で、その方に合わせて着脱用のループ(紐)なども装着するため、誰でも簡単に着脱でき、運転席とBピラー(前ドアと後ろドアの間の柱)にサイドサポートの一部を挿入し、サイドシェル(クルマの乗り降り部分)にピッタリ合わせた形状の底面のため、まったくグラつくことも無いのです。
UENO君に(無茶振りして(笑))車いすの積み込みも撮影させていただきましたので、サイドサポートシートを外して車いすを載せている状況もご参照ください。
サイドサポートシートについての詳しい情報は、リンク先の製品紹介ページをご覧いただき、サンプルなどをご覧になりたい方は、お気軽にイフまでお問い合せくださいますようお願いいたします。
サイドサポートシート架装のご紹介
サイドサポートシート架装はその性質上、イフにご来店いただいて打ち合わせすることが可能で、且つ、装着する車両をイフに持ち込むことができる方に限らせていただきますので、大変恐縮ではありますが・・・それ以外の方からの相談にはお答えしかねる場合がありますことをあらかじめご了承ください。