進行性疾患を患われている帯広市内のお客さまから「所有しているトヨタ・ポルテの “運転席への乗り降り” が大変なので、楽にできる方法はないだろうか?」との相談をいただきました。
これまでは奥様の介助で何とか乗り降りしているが、その奥様も血管のご病気で無理ができなくなってきたため、担当ケアマネに相談したところ、「イフさんには、座面が昇降する車いすがあるはずだから相談してみては?」というアドバイスを受けてご来店されたとのことでした。
座面昇降式車いすも一つの手段ですが、現在お使いの介護レンタル品の比較的軽量な多機能型車いすと比べると、重量増や使い勝手が悪くなるということや、奥様によるポルテへの車いすの積み下ろしが難しくなることなどをご説明させていただき、ご主人様の移乗動作の状況などをご確認させていただいた上で[ポルテの助手席側から乗り降りし、車内で運転席へ移乗する]という方法をご提案させていただきました。
- 外出時はいつも奥様がご一緒であること。
- ポルテの助手席側は大型スライドドアで、助手席も前後に大きくスライドするため、奥様の介助動作が容易であること。
- ドア間口から座席まで距離と、車いすと座席の高低差を軽減するため【サイドサポートシート】を装着すること。
などをお伝えし、たしかにそれはグッドアイディア♪とご納得いただき、後日施工させていただくことに相成りました。
それから数週間後、お客さまの愛車をお預かりして[着脱式・固定タイプのサイドサポートシート]を助手席に架装させていただきました。
結果は、とても良好で、奥様の介助もさほど苦労することなくポルテの助手席へご主人様が車いすから移乗することができ、助手席から運転席への移動も車内が広いポルテのおかげで楽々でした♪
こんなに楽になるんだったら、もっと早くお願いすればよかったです。今までの苦労が嘘のようですね(笑)
との嬉しいお言葉をいただき、それまでは近い将来、助手席が回転して降りてくるような福祉車両を買わなければならないと考えていたそうですが、そんな必要は暫くなくなりましたと喜んでくださいました。
上の写真は納車時に始めてサイドサポートシートを使って助手席に乗り込んだ時の記録ですが、その後しばらくしてからご様子伺いに行くと・・・「慣れてきたら、奥様の手を借りずに、自分だけで乗り降りできるようになりました♪」と笑顔で仰っており、こちらも大喜びさせていただきました(^^)
サイドサポートシートについての詳しい情報は、リンク先の製品紹介ページをご覧いただき、サンプルなどをご覧になりたい方は、お気軽にイフまでお問い合せくださいますようお願いいたします。