イフのホームページでご紹介している、H200系のハイエース&レジアスエース専用、幅広タイプの「電動補助ステップ」 は、日常的に取付作業をしているほど需要の多い人気製品です♪
この製品は、取付に際して特殊な加工が不要なため、自動車ディーラー様や自動車整備関連事業者様、量販店様などへの部品供給させていただいておりますが、このほど本州の整備事業者様から「製品をイフさんから購入して、自分たちでも取り付けしたいのだが、どんな感じで取り付けするのか、参考になる写真などがあれば提供して欲しい」という相談がありました。
そこで、普通にメールで添付写真を送って、文章であれこれ説明するよりも、ブログ記事で取付作業の模様をお伝えした方がイメージが伝わりやすよなぁ。。。と考え、前回の バス用補助ステップの記事 同様に、このブログ記事を急いで書かせていただきました!
本邦初公開!(日本初!)、ハイエース専用「電動幅広補助ステップ」の取付作業の全てを赤裸々に公開させていただきますので、ご興味のある方は是非ともご参照くださいませ!
それでは、さっそく取付作業をするべく、イフの倉庫から補助ステップを出してきました!(イフでは予約が殺到しないかぎり、全年式のハイエースに対応する製品を1〜2セット在庫しています)
この補助ステップは200系のハイエース専用に設計されており、対象のハイエースの年式に合わせたキット構成になっています。
イフでは寒冷地対策(冬季間の塩害などによる錆対策)として、装着前のステップを分解し、可動部分に特殊なグリースを塗布しています。
可動する4箇所のリンク部分にグリース塗布が完了し、下準備の完成です♪
ちなみに、写真中央付近に赤色のレバーがありますが、このレバーを操作することで補助ステップを作動させるモーターとギヤの噛み合わせを解除し、手動でステップ部分を出し入れ出来るようになっており、万が一の作動不良など際の緊急対応も安心です。
実は、200系ハイエースの車体下には補助ステップを後付出来るようになっているステー(固定部分)が設けられているため、補助ステップの取付はボルトオン(穴あけなどが不要)で装着することができるのです♪
尚、ボルトオンで装着可能なハイエースのグレードは、ワゴンおよびコミューターのみで、バンタイプの車両に装着する場合は、別途「バン用パーツセット 」が必要となります。
ワゴンやコミューターの場合は、車体下の取付部分に補助ステップをあてがって、ネジで固定するだけという簡単作業です(笑)
手動モードで、補助ステップを展開した状態で、各部のネジを本締めしていきます。
製品にはスプラッシュガードと呼ばれる “泥よけ” が標準で付属しています。
このスプラッシュガードを取り付けすることで、タイヤから跳ね上がる水や泥が直接補助ステップにかかることを軽減してくれるのです。
尚、純正のマッドガード(泥除け)が装着されている車両の場合は、本来はマッドガードの取り外しが必要ですが、イフではキット付属のスプラッシュガードのステーを曲げたり、カラーを挿入したり、ボルトを変更するなどして、二つを同時装着させていただいています。(参考写真はこちらをクリックしてください )
こちらは、キット付属のコントロールボックスを所定の位置に固定した状態です。専用のステーもハイエース用に作られているため、固定場所を探して悩む必要はありません。
補助ステップを作動させるためのキット付属のワイヤーハーネスを車内に引き込み、取付説明書に従って車両側の配線に割り込ませる形で結線します。
(2019.12.03 追記)
補助ステップを作動させるための電源線は、車両側のジャンクションボックスにある32極コネクターの3番ポート(空き部分)に差し込みます。
この際、ただ端子を入れようとしても途中で止まってしまいますので、コネクターに付いているロック機構を外して(黒い部品を外し、コネクタ側面の端子ロック部品を引き上げる)から挿入する必要がありますのでご注意ください。
残る1本の配線は、純正ハーネスに結線しますが、取付説明書ではエレクトロタップ(配線コネクター)を使うような指示になっていますが、イフではトラブル防止のため、ハンダ付けをしています。
取付説明書の指示に従い、純正のヒューズボックスの空き部分にキット付属の15Aヒューズを挿入し、ヒューズボックスのカバー部にも識別ステッカーを貼り付けます。
(追記はここまで)
※注意:この結線方法は、5型(4.5型)ハイエース(2017/11~2020/4)の例となりますが、ハイエースのモデル(年式)によって配線の取り出し方法は異なりますので、詳しくは対応する製品の取付説明書をご参照ください。
5型のハイエース用のキットには、メインスイッチを灰皿位置に取付するための“スイッチパネル(スイッチベゼル)”が付属します。
灰皿を外す必要があるので、喫煙者は要注意?!ですね(汗)
2つある穴の内、補助ステップのメインスイッチを装着するのは1つだけなので、残りの一つは工夫次第でいろいろな使い方がありそうです♪
すっきりした仕上がりです♪ 尚、4型までのハイエースは、運転席側の空き部分にスイッチを装着する形となります。
補助ステップのメインスイッチは、補助ステップが展開(出ている時)には、このようにランプが点灯して知らせてくれます。
尚、このメインスイッチをOffにしておくことで、スライドドアを開けても補助ステップを作動させないようすることができます。
このブログ記事をご覧になったお客様から「このスイッチパネルだけを売ってもらえませんか?」という問い合わせを多数いただいたことを受け、部品としてご用意させていただきました♪
詳しくは イフ・オンラインショップをご覧ください。
https://e-if.jp/shop/item/hiace-ashtray-switch_panel/
じゃ~ん!完成です!
ハイエースの広い乗降口に合わせて設計された、幅広補助ステップ(幅1014mm)は、利用する人が安心&安楽に乗降車できるようになります。
補助ステップが無いと、38cm~ほどの高さがある乗降口ですが、補助ステップを装着すると20cm程度の段差となり、ご自宅の階段と同様の雰囲気となります。
トヨタ・ウェルキャブ(福祉車両)に純正装着されている補助ステップとは若干、踏面の形状が異なりますが(販売権利の関係で… )、製造元は、どちらもトーシンテック製であり、その構造もほぼ同一のため、安心して末永くお使いいただくことができます。
いかがでしょうか? 参考になりましたでしょうか?
今回、補助ステップの取付作業をご紹介するために記事にしたハイエースは、レンタカーとして活用される車両でしたが、イフではこの他にタクシー事業者様や、病院・福祉施設様、個人ユーザー様などなどのハイエースに、かれこれ100台以上の取付作業をさせていただいておりますので、ご要望があれば、他の事例もご紹介させていただこうと思っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいますようお願いいたします。