「テレビトコール」と「ホッペタスイッチT」

福祉用具

このタイトルを見て、ピンときた方はかなりマニアですね(笑)

「テレビトコール」 と 「ホッペタスイッチT」

どちらのカタカナ言葉も通常は聞きなれないコトバですが、それもそのハズ!

実はこれ、大分県にある徳器技研工業株式会社(2017.5.15 トクソー技研株式会社に社名変更) 様が製造販売する超便利アイテムの商品名なんです♪


まずは 「テレビトコール」

テレビトコールは、本体の大きなスイッチ、もしくは外部接続した各種スイッチを操作することで、お体が不自由な方でもテレビを自由自在にコントロールすることが出来るという、まさにテレビ操作に特化した優れものアイテムです!

(;゚д゚)ェ. . . . . . .っ

スイッチひとつでどうやって?!と思われるでしょうが、スイッチを押している “時間” によって、テレビ電源のON/OFFや、チャンネル切り替え、地デジやBS・CSの切り替え等々を行うという、言われてみればナルホド!という仕組みなのです。

加えて、各種コール機器などをテレビトコール本体に接続することで、スイッチを5.5秒以上押し続けることで接続したコール機器を作動させることも可能です。

また、商品には標準で外部赤外線ユニットが付属しているため、テレビトコールの本体がテレビの方を向いていなくとも(外部赤外線ユニットだけをテレビに向けておけば)テレビ操作が可能という配慮がされています。

そんな目からウロコの「テレビトコール」ですが、この程、四肢麻痺で在宅生活を過ごされているM様から「テレビの操作くらいは、妻に頼らず、自分で好きな時に好きなように出来ないだろうか・・・」というご相談をいただき、まずはお試し!ということで、メーカー様からデモ機をお借りして検証させていただくことと相成りました。

そして数日後・・・

待ちに待ったデモ機が 徳器技研工業株式会社(2017.5.15 トクソー技研株式会社に社名変更)様から届きました!

さっそく、開封した状態がこちら ↓

この不思議な形をした段ボール製の入れ物は、梱包箱がそのまま、ベッドサイドレールなどにテレビトコールを引っ掛けておけるようになっているもので、ナルホド!と感動でした♪

お客さまのテレビはHITACHI製なので、本体の裏蓋を取り外し、説明書通りにディップスイッチを切り替えて、いざご自宅へ!

さっそくテレビトコールを取り出し、本体のスイッチを軽く押すと・・・

「お~!!」 テレビが切り替わる~~~!

と、(当たり前なのですが)お客さまと一緒に、超感動でした♪

お次は、お客さまにもと、試していただいたところ・・・

ん~~~ん、、、微妙に・・・というか、かなり難しい、、、(汗)

いろいろな位置関係で試してみましたが、手を持ち上げるという行為自体が難しく、↑ 写真のようにスイッチの上に手を置いておくと、手の重みで勝手にスイッチが押されてしまうという、、、残念な結果になってしまいました(ToT)

が、しかし!

これは想定内でした! (`・∀・´)エッヘン!!

テレビトコール本体のスイッチが押せない場合は、利点のひとつである “外部スイッチを接続” しましょう!という事前の打ち合わせになっており、今回の検証は、テレビトコールがどのような反応をするか?ということと、あわよくばテレビトコール本体だけの購入で全て完結させることが出来ないだろうか?という思惑で臨んだという次第なのです。

と、いうことで・・・ 本体だけでは便利に使うことが出来ないということが判明しましたので、テレビトコールに加えて、秘蔵のスイッチを同時にご準備させていただくことに相成りました。

そして、待つこと数日間・・・

いよいよ新品のテレビトコールと秘蔵のスイッチがイフに入荷してきました♪

さすが新品!当たり前ですがピカピカです♪

前回のデモ機同様に、本体内部のディップスイッチをHITACHIに合わせて・・・

今回は、お客さまが既に活用されている介護コール「ピカポン2」を接続させるための配線を製作し、テレビトコールひとつでテレビの操作と介護コールを作動させられるように段取りしました。


※ピカポン2のご紹介はこちら ↓

「ピカポン2」がおススメです!(※旧・イフの秘密基地のページが別ページで開きます)


出来上がった配線は、テスターでしっかりと動作チェックをして万全を期します!

ちなみに「テレビトコール」の電池入りの重さは実測で150gでした。

そしてこちらが、今回テレビトコールと同時に導入した秘蔵のスイッチ

その名は 「ホッペタスイッチT」

接点式スイッチの一種ですが、この先端部(スイッチ部分)がかなりGood!です!

この先端のレバーは、商品名のとおり “ほっぺた” や “指先” などで、軽く、押したり、傾けたりすることでスイッチが作動します。

※スイッチ作動力:倒す=約12g(0.12N)、押す=約90g(0.88N)

電源が不要ということや、自在に動くアーム部分があるため、ベッド上は勿論、車いすなどでも容易に使用することが出来るという、こちらも優れもののアイテムなのです♪

ちなみに、こちらの配線込みの実重量は349gでした。

そして、テレビトコールとの接続は、本体の外部入力部分に端子を差し込むだけ!と、とても簡単です♪

これで、「テレビトコール」「ホッペタスイッチT」のセットアップが完了しました!

これを納品させていただき、M様のご希望であった「テレビくらいは、妻に頼らず、自分で好きな時に好きなように操作したい・・・」が、実現することを願いながら、納品に行ってまいりま~す (^^ゞ

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