車いすカーリング(通称:チェアカーリング) では、ストーンの投球に「デリバリースティック(通称:キュー)」と呼ばれる道具を使用しますが、そのキューを依頼主である、“ふくちゃん” の要望にお応えして特注仕様で製作させていただきました。
自他とも認める道具マニアの “ふくちゃん” が構想を練ること2年間!
自ら準備したパーツをイフに持ち込んでいただき、それをトンテンカンと形にしていきます。
まずは、一般的なキューではスチールやアルミの丸パイプが使われているメインのシャフト部分を、軽量&丈夫なアイスホッケーのカーボンスティックに変更し、その先端に、カーリングのストーンを押す部分を加工して接続しました!
次に、今回の目玉である、なにやら怪しげな形の部品を、アレヤコレヤの加工をして(途中省略)、同じくカーボンスティックに接続できるように改造をして・・・
こんな感じの握り部分が完成しました!
このマル秘のグリップ部分に手を添えると、まるで手が吸い付いたような感じで握ることが出来るのです!
一般的なカーリングキューは、その持ち手部分をしっかり握りながらストーンを押す必要がありますが、このマル秘のグリップは、握る力とその握るという意識の両方を軽減することができるため、ストーンを押すことに集中できると目論んでいるのです!
その長さや角度は “ふくちゃん” と何度も綿密な打ち合わせを重ねながら、メイクアンドトライで決定しました!
どうですか?この精悍なフォーム!(笑)
この後、さらに特殊な素材を用いて、手にジャストフィットさせる予定とのことですので、そのフィーリングと結果に興味津々ですね!