フォルクスワーゲン帯広の店長様から、ゴルフ・オールトラックにお乗りのお客様から、「アクセルペダルとブレーキペダルの高さの違いにより、ブレーキへ踏み変える時に引っかかるので、同じような高さに出来ないか?」と言われているのだが、こういう場合はどんな対応策があるだろうか? との相談をいただきました。
詳しく話をお聞きすると、お客様は加齢により足の動きが悪くなってきているらしく、オールトラックのブレーキペダルとアクセルペダルの3〜4cmほどある高低差が災いし、その踏み変え動作が上手く行かない時があるとのことでした。
フォルクスワーゲン帯広の工場長曰く「1cm程度ずらすことはできそうだが、それ以上は難しい」とのことで、イフに聞いてみよう!ということになったそうです。
ペダル嵩上げというと、オートアダプト製の「ペダルエクステンション・ミニ(ペダル延長システム)」が定番ですが、今回はそこまで仰々しくしたくない(もっと安価に・・・)とのことで却下…
極論ですが、901などの手動運転装置 を取り付けして、手でブレーキ操作を行う方法なども情報提供させていただきながらあれこれ打ち合わせを重ねました。
途中・・・仕上げも拘らないし、表面も特に凝る必要はなく、極端な話しビス止めなどしなくとも強力接着剤などでいいので、簡単に何とかならないものか?という話しもありましたが… アクセルペダルという重要な運転操作に関わる部分のため、安易に変なことをしたくないし、そういった作業はイフとしては出来ないことをご理解いただき、結果的に何かしらのしっかりとした嵩上げスペーサーを製作して、アクセルペダルの高さを上げる(ブレーキと揃える)という方法で施工させていただくことと相成りました。
その後、イフの作業予定が空くまで若干のお時間をいただいた後、新車のGolf Alltrackをお預かりして、施工開始!
ブレーキペダルとアクセルペダルの高低差を実測したり、アクセルペダルの湾曲度合いなどを確認した結果、当初予定していたゴムブロックなどで成形したものを装着するより、鉄などの材料で専用アダプターを製作した方が良いと判断し、約34mm嵩上げするための特注アダプターを製作しました。
また、元々装着されていたお洒落な純正のペダルパッドが再使用できるようなものとし、その特注アダプターを既存のアクセルペダルにしっかりボルト固定できるような作りとしました。
完成後は、とても自然で違和感のない仕上がりになったのは勿論のこと、アクセルとブレーキのそれぞれのペダルの高さが近づいたことで(実際には意図的に5mmの差を設けました)、その踏みかえ動作がとても楽になりました♪
※補足ですが、フォルクスワーゲンには、間違ってアクセルペダルとブレーキペダルの両方を同時に踏みこんだ場合、ブレーキが優先になる機能があるということを事前に教えていただいたことで、安心して施工することが出来ました。
Volkswagen Obihiro. 様 https://www.vw-dealer.jp/top.do?dlr=vw_obihiro |
株式会社エイコーが運営する「フォルクスワーゲン帯広」は、2016年2月にJR 根室本線「柏林台駅」南側に隣接した新店舗に移設。同店舗はフォルクスワーゲンが全世界で展開しているコーポレート デザイン「モジュラー コンセプト」に基づいた設計で、ホワイトフレームに囲われ、フォルクスワーゲン店としての存在感が際立つショールームには 6 台のフォルクスワーゲンが展示可能なほか、フォルクスワーゲンの認定中古車ブランド “ダス・ヴェルトアウト”(Das・WeltAuto)の展示コーナーや専用のサービス設備を完備した整備工場も併設し、新車から中古車・サービスまでの幅広いご提案が可能な店舗となっています。 |